トルコ・デモに見る実際の現場プロテスターの写真10枚
いまニュースではトルコで反政府デモと呼ばれた暴動がおこり、危険な人達が火炎瓶をなげて警察隊と衝突してる映像がよくながれています。メディアの情報を見る限りではイスラム教の国でなにやら過激なことがおこっているという印象があるかもしれません。
個人的にトルコに友人が何人かいるんですが、友人の状況を聞くと、デモに参加しているのは過激な武装集団などでは全くなく、ふつうの学生や一般市民です。
その友人も催涙ガスの対策でマスクとメガネをしてデモに参加したようです。
そもそもの原因はイスタンブールの中心部にあるゲジ公園を壊して、大きなショッピングモールを作るという計画を阻止し、たった4人で抗議した人たちへの政府の過激な対応でした。日本でもよく見る居座りみたいなものです。
しかし、そもそもイスタンブールにはたくさんのモールがあり、広場の近くにはたくさんの店があり、すこし移動すれば大きなモールはかなりあります。正直つくる必要はあるのか疑問です。
一般市民の抗議に対して警察隊は催涙ガスや放水銃で追い払います。装甲車で2人の若者がひかれて死亡するという事態にまでなりました。
政府の過激すぎる対応を見ていると相手がものすごい悪い集団なのでは、と思えてきてしまうのですが、実際は先程も言ったように抗議活動をしているのは一般市民なんです。
政府の対応が過激になるにつれて抗議活動も過激になっている様子はあるのですが、居座りや行進しているふつうの民衆に放水、催涙ガスというのはそれはキレるよなあと思いました。
そういったことを踏まえて現場ではどんな抗議活動がされてるのかいくつか写真を紹介します。
プロテストしている人達が負傷した時にホテルやモスクが治療をうけられるように場所を提供しているようです。
ヨガの野外セッションと称して抗議し、居座る人たち。
野外図書館と称して居座る人たち
プロテスターのために無料で食料を配っている様子。あの胡麻ののった丸いパンは外が硬くて中が柔らかくけっこうおいしいです。
デモが終わると毎日そうじをして帰るプロテスターたち。
困っているプロテスターを助けるためにボランティアで集められた医者や弁護士の人たちのリスト。
普段どこのサッカークラブを応援しているかでいつも争っているサッカーファンがプロテストで協力してる様子。これどーでもいいな、と思ったんですが、面白かったので。
催涙ガスに苦しんでる人をたすける人たち。
トルコはけっこう犬がたくさんいるんです。犬も催涙ガスで大変みたいです。
獣医の方が24時間体勢で怪我した動物の治療をしているようです。
デモについてはwikiでもすでにページができているようです。